石油給湯器の修理や交換の際に
「オイルタンクの水抜きはしてますか?」
と伺うと、多くのご家庭で「知らない」「なにそれ?」という返答があります。
たしかに水抜きなんて馴染みのない言葉・・
暖かくなると冷たい飲み物の周りに結露水がつきますよね。
あれと同じ現象がオイルタンクの中でもおきてるんです。
タンクの中の結露水は流れ落ちタンクの底に溜まります。
サラダにかけるドレッシングをよく振って使う、あれってドレッシングの
水分が下に、油分が上に分離しているからですよね。
まさにこれと同じ現象です。
この水を放っておくと水が腐食して変色したり錆が発生したり
最悪の場合灯油と一緒に燃焼機器に流れ込み給湯器に不具合が生じる、
というようなことも起こる可能性があるんです!
さぁ、お風呂の用意をしよう!あれ??お湯が出ない!?
なんてことになる前に、水抜きをしてみましょう。
時期としては季節の変わり目がいいと思います。
やり方はとっても簡単! Let's try!(^^)
用意するもの: ①懐中電灯(スマホの明かりでも)
②透明な容器(2リットルのペットボトルを半分に切った
モノがオススメ(^^♪)
ではまずタンク内の確認から。
タンクの給油口を開けて明かりを照らしてタンクの底をのぞいてみて
ください。どうですか?キレイならOKです。
サビがあったり、黒や茶色の沈殿物が見えるなら水抜きです。
水抜き方法:
①タンクの底に付いている水抜き用の栓を確認してください。
その真下に透明な容器をセットします。
②水抜き用の栓をゆっくりと開けてみましょう。
ジョボジョボと液体が出てきますのでそれを下に置いた容器で受けます。
③容器の半分くらいまで溜まったら見てみましょう。
ドレッシングのように分離していたら上が灯油で下が水です。
これを水がなくなるまで繰り返します。
たったこれだけ。どうですか?意外に簡単なんです。
灯油を入れるときにぜひタンク内をのぞいてみてくださいね。
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